伊勢丹で補修と補正を依頼していたスーツを受け取った。
夜になる頃に新宿に着いたので,HUAWEI Mate 20 Xで撮影をしてみた。
すべてAIモードはオン。カメラ性能はHUAWEI Mate 20 Proと同一とのことなので,Mate 20 Proが国内で販売されるのであれば参考になるだろう。
↑1-1 HUAWEI Mate 20 X 倍率1.0倍の標準撮影。
↑1-2 HUAWEI Mate 20 X 同一位置から,0.6倍の広角レンズで撮影。
↑2-1 HUAWEI Mate 20 X 倍率1.0倍の標準撮影。
↑2-2 HUAWEI Mate 20 X 同一位置から,0.6倍の広角レンズで撮影。
↑3-1 HUAWEI Mate 20 X 倍率1.0倍の標準撮影。
↑3-2 HUAWEI Mate 20 X 同一位置から,0.6倍の広角レンズで撮影。
確かに広角で撮れるのは便利かもしれない。広角撮影時に周辺がある程度歪曲しているのは仕方ないだろう。理論的には歪曲率を測ってまっすぐになるようJPG現像時に補正することはできるはずだが,補正するとかえって不自然になることもあるので,このあたりはメーカーのさじ加減次第。
夜間でもぱっと撮ってこれだけ綺麗に出るのだから,日常的に使う分には十分だろう。
さて,次は食べ物の撮影。
昼だがブラインドを下ろしてやや暗めになった店内で撮影した。
比較対象はHUAWEI Mate9(Leica)・Honor Note 10。
↑4-1 HUAWEI Mate 20 X 倍率1.0倍の標準撮影。
↑4-2 HUAWEI Mate 20 X 同一位置から,0.6倍の広角レンズで撮影。
↑4-3 Honor Note 10 倍率1.0倍の標準撮影。
↑5-1 HUAWEI Mate 20 X 倍率1.0倍の標準撮影。
↑5-2 Honor Note 10 倍率1.0倍の標準撮影。
↑5-3 HUAWEI Mate 9 倍率1.0倍の標準撮影。
↑6-1 HUAWEI Mate 20 X 倍率1.0倍の標準撮影。
↑6-2 Honor Note 10 倍率1.0倍の標準撮影。
↑6-3 HUAWEI Mate 9 倍率1.0倍の標準撮影。
Mate 9は割と暖色寄りに撮影されるようだ。Honor Note 10は寒色寄り。HUAWEI Mate 20 Xはその中間か。
HUAWEI Mate 20 X,パスタは割と皿とパスタの色が綺麗に出ているが,3枚ほど撮影した中でのベストの写真で,他は白に寄ってしまった写真が撮影されてしまった。
またHUAWEI Mate 20 Xではピザのコントラストが強く出ているせいか,トマトの赤が強調されるがピザの生地がちょっと白いかなという感じがする。
とはいえこのあたりは絵作りとか好みの範疇に入ってくるので,オートAIモードが気にくわなければプロモードで暖色寄りの色温度に変更して撮影すれば足りる話だろう。
日常的な用途に限れば,必要十分な質を備えていると言って差し支えない。
HUAWEIのカメラで撮影した感触について聞かれたときに私はいつも「記憶色で撮影される」と答えている。後で見たときに記憶にあったのと同じような感じで見ることができる写真だと思う。それはある程度美化され,デフォルメされた画像である。
写真についてはいろいろ細かいことを言われる方がたくさんいるが,そもそも目の色によって見えている世界が異なっているわけだし,男女によっても同じ色を見ても受け取る感性は異なっている。また高級なカメラで撮影したとしても,シャッタースピードやホワイトバランス,露出を変えればそれはもう「見たまま」そのものではなくなる。結局,写真はどこまでいっても「こういう写真ならば真を写しているらしい」というものでしかなく,「真」という正解を写しているものではないから,唯一の解は存在しない。また必要以上に拡大して解像がどうのといったところで,普段使いで認識できない部分を気にしても意味がない。結局は好みに合うか,この写真で十分と思えればそれで足り,そう思える機械で各々が写真を撮れば良いというだけの話だろう。
そして「記憶色」で撮影されるHUAWEIのカメラで撮影した画像は,人に見せたり後から自分で見たときに満足できる画像であり,そういう絵作りなのだろう。