Xiaomi Mi Max 3を購入したのでHUAWEI Honor Note 10と日本初比較レビュー

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Honor Note 10を注文した後,スペックが近いXiaomi Mi Max 3も発注してしまった。

www.aliexpress.com

Aliexpress経由で,送料込み273米ドルだった。

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DHLの袋もだいぶ見慣れてきた。

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梱包は必要十分。

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Huaweiは保護ガラスとTPUケースが標準でついてくるが,Xiaomiは標準添付ではないので同時注文した。

色は黒・青・ゴールドの三種類あったが,発注当時,青は発送まで時間がかかるということだったので黒で注文。

今確認すると,青はそもそも発注できないところが多く,黒も発送まで一ヶ月程度かかると表示される。かなりの人気で生産が間に合っていないとの情報もある。

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カバーは樹脂製で,Honor Note 10のような高級感はないが,安っぽい感じはしない。樹脂製の方が弾性があるため,背面がガラスのHonor Note 10よりも多少手荒に扱っても破損のリスクは低いともいえる。

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起動時は英語設定。

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ベゼルレスで,これで300ドルを切る値段なら十分だろう。

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Antutuを走らせたところ,12万を切る程度のスコアだった。表示負荷が高いゲームは厳しいだろうが,軽めのゲームやネットブラウジングやSNS程度であれば不満になるようなことはないと思う。

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ポケモンGo程度であればするする動く。

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左がXiaomi Mi Max 3,右がHuawei Honor Note 10。

Xiaomi Mi Max 3のサイズは,176.2 x 87.4 x 8 mm,Huawei Honor Note 10のサイズは177 x 85 x 7.7 mm,筐体・液晶ともにほぼ同一サイズ。

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肝心の横幅は,Xiaomi Mi Max 3は78mmだった。

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Huawei HonorNote 10の横幅を再掲するが,77mm。さすがに1mm差だと知覚は困難。

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左からHuawei Honor Note 8,Huawei Honor Note 10,Xiaomi Mi Max 3。

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サイズ感だが,Huawei Honor Note 10の上にHuawei Mate 9を載せてみた。横幅は6mmほど,わずかに広がっているがあまり差は感じない程度。

Note 10とMi Max 3のサイズ感は同等なので,これでわかると思うが大画面スマートフォンの縦部分がかなり伸びたサイズ感である。

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さて,大画面ファブレットにつきものの,「でかいスマホ」でしか表示されない問題について。

大画面ファブレットでは,スマートフォンとして認識されてしまいスマートフォン向けのサイト表示が適用されるため文字が不自然にでかい,Chromeのタブが表示されずに番号で切り替えなければならない,GMailの文字表示も大きいといった,ファブレットなのにスマートフォン表示にされてしまう問題がある。

Xiaomi Mi Max 3も,初期設定では「でかいスマホ」表示であるため,タブレット表示に変更する必要がある。

まず,「設定」-「My device」-「すべてのスペック」で表示される,「MIUIバージョン」を7回連続でタップして,「開発者向けオプション」を表示させるようにする。

次に,「設定」-「その他の設定」-「開発者向けオプション」を表示する。

この中に,「最小幅」の項目はあるが,Xiaomi Mi Max 3ではここに数字を入れても何も変化しない。パソコンと接続してパソコンからadbコマンドで設定変更する必要がある。

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「開発者向けオプション」の,「USBデバッグ」をonにし,さらに「USBデバッグ(セキュリティ設定)」もonにする必要がある。

ここでonにしようとすると,Xiaomiのアカウント作成を要求されるので,指示に従ってアカウントを作成する。

さらに,アカウント作成後に「USBデバッグ(セキュリティ設定)」をonにしようとすると,確認警告メッセージが3度も表示されるが,ひるまずにokしないとonにできない。

 

Xiaomi Mi Max 3側はこれで準備完了だが,パソコン側でadbコマンドを使えるようにするため,ソフトのインストールが必要になる。

https://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=2317790

リンク先の

 For 32-bit and 64-bit Windows Operating Systems:

という記載の下の最新版のADB環境ソフトをダウンロードして,インストール。

 

次にパソコンからスマートフォンを認識するためのドライバーのインストールをする。

GitHub - koush/UniversalAdbDriver: One size fits all Windows Drivers for Android Debug Bridge.

リンク先の画面一番下の「Download Windows Installer」をクリック,ダウンロードしてドライバーのインストールをする。

 

そして,パソコンとXiaomi Mi Max 3を付属してきたUSBケーブルで接続する。

接続時,Xiaomi Mi Max 3側で確認メッセージが出るが,これも了解しておくこと。

 

最後に,パソコンのスタートボタンの上で右クリックし,「コマンドライン(管理者)」か「Windows Powershell(管理者)」をクリックして,入力画面を起動する。

コマンドラインで入力するコマンドは以下の通り。

 

adb shell settings put secure display_density_forced 280

 

古い記事で,数値を320以下にすると起動しなくなると書いてあるものがあるが,機種によりけりで問題ないものもある。Xiaomi Mi Max 3は,280に数値を設定しないとタブレット表示にはならない。320ではスマートフォン表示になってしまう。

入力後,USBケーブルを外して,Xiaomi Mi Max 3を再起動する。

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これでタブレット表示になる。

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タブレット表示にしているHuawei Honor Note 10とほぼ同一表示だろう。

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ただdisplay_density_forcedで設定すると,画面下のボタンと画面上のステータス表示も小さくなってしまう。わざわざタブレット表示にする人ならばあまり問題にならないかもしれないが。

液晶については,Huawei Honor Note 10のAMOLED液晶に比べれば輝度は劣ってしまうが,Xiaomi Mi Max 3も普通に使う分には問題ないレベルで十二分にきれいだろう。

なお,Honor Note 10は視力保護のためブルーライトカットをしていて,Xiaomi Mi Max 3は特に設定をしていないので,Xiaomi Mi Max 3のほうが青く見えるのは正常である。Xiaomi Mi Max 3も視力保護設定をすれば色合いは変わる。

 

Xiaomi Mi Max 3はデュアルカメラ装備なので,他機種と比較をしてみよう。

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まずXiaomi Mi Max 3。

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Huawei Honor Note 10。

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Huawei Mate 9。

どれも必要十分なレベルだが,Huawei Honor Note 10が描画力では一歩抜きん出ているか。

それとXiaomi Mi Max 3は,時計下側はピントが合っているが,時計上側は少しぼけてしまっている。接写の際の被写界深度が浅いのだろうか。とはいえ,ここまで近寄らなければ問題なく撮影できるだろう。

色合いやホワイトバランスに変なところもないので,日常的にSNSに投稿するなどの用途であれば不満はないと思われる。

 

機能面としては,指紋認証及び顔認証があるので,かなり便利である。顔認証は起動時にすぐ認識されるので,ロックしている感覚がないくらい。

 

そんなに重たいゲームをするつもりがないのであれば,カメラもきれい,画面も大きくて見やすい,これで3万円を切る値段なのだから売れまくって当然だ。Huawei Honor Note 10ほどのスペックはいらないよ,というのであれば十分選択肢になるだろう。