HUAWEI Mate 20 X 実機グローバル版レビュー(2) NMカードベンチマーク / M-Penで手書きメモをとる

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秋葉原でMate 20 Proに続いてMate 20 Xも販売されていたようだ。

eBayで買うのと値段もあまりかわらないので,海外通販はちょっとという方はどうだろうか。

さて,Mate 20 Xに続いて,AliExpressで発注していたNMカードが到着した。値段は139.98米ドル。

www.aliexpress.com

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公称値は90Mbyte/sということになっている。リーダー経由でパソコンに接続したところ,MMCカードとして認識された。SDカードではないので,一応SDカードの規格には違反していないということなのだろうか。

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NMカードのリーダー自体がほぼ存在していないため,セラーからの出品はUSB Type-A / Type-Cの端子が両端についたリーダー付き。

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リーダーには日本語も書かれており,HUAWEIが日本展開を考えていることが読み取れる。

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NMカードの裏面。端子数は少ない。

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リーダーにNMカードをセットするとほぼ埋まってしまうため,イジェクトスイッチがついている。

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nanoSIMと同サイズで,nanoSIMスロット2にはめこんでMate 20 Xにセットすることとなる。トレイの片面にnanoSIM,もう一方の片面にNMカードをセットする。

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本体にセットして,SD Card Testを走らせてみたところ,80Mbyte/s弱という結果だった。

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続いてA1 SD Benchも走らせてみた。一番上のSD CardとあるのがNMカードの結果で,こちらでは70Mbyte/s前後となった。

なおA1 SD Benchはデバイス認識がかなり甘いが,リード / ライトベンチには影響はないと思う。

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突拍子もなく遅いスピードではないようなので,一般的なmicroSDXCの代替として使う分には問題ないだろう。

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さて,次に手書き入力について。

 手書き文字入力デバイスは実は初めてだったりする。最近メモをとるときはGoogle keepにフリック入力をしてすませてしまうことも多い。書類に走り書きをすることもあるが,デジタルデバイスではどうなのだろうか。

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ソフトを探したところ,ワコムのBamboo Paperが見つかったのでインストールしてみた。

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まず用紙の種類がいくつか用意されていて,写真の罫線ありのものや方眼紙の用紙が選べる。いくらか払えば画材のような用紙も使えるようだ。

また書いたときの追従性も良く,消しゴムを使って消すときも消しゴムでなぞった部分だけがきちんと消える。当たり前のことのように聞こえるが,どうもこれは当たり前ではないようなのだ。

ただワコムのInkspaceにしかデータのアップロードができないようなので,ややデータの使い回しに難があるか。

このあたりの話は, T教授が他のデバイスでレビューしている。

ascii.jp

ワコムのBamboo Paperはいつも使うアプリではないし,他のデバイスで見ようとすると少し難がある,ということで調べたところGoogle keepでも手書き文字入力があることに気がついた。

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Google keep右下のメニューの筆のアイコンをタップすると,手書き入力用のペーパーが表示される。

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書いてみたが,keep側でペンの種類を選べ,サインペンのようなタイプを選択すると仕事でメモをするときのような感触になった。

ペンの追従性はメモする程度であれば悪くはない。ただ書き始めの立ち上がりでちょっともたついたときがあったが,毎回起きるわけでもないようだ。

それと消しゴムで消したときの挙動が独特で,消しゴムがあった箇所の部分だけが消えるという挙動ではない。「一筆で書いた線が消しゴムが当たったらまるごと消える」という挙動である。

たとえば,「できる」の「で」の「て」部分を一筆で書いてある場合,消しゴムが「て」のどこか一カ所に当たると,「て」がまるごと瞬間的に消える。手書き文字ならいいが,これをイラストでやられると致命的なのではないか。少なくともkeepで絵を描こうと思わない方が良さそうだ。

といっても,keepならばスマートフォン・タブレット・パソコンを問わず閲覧・編集することができるので,メモだけとれれば十分という場合には利便性の方が大きい。

紙への手書きだと共有や同期が難しいのでだんだん離れているのが事実だが,デジタルで完結させられればまた話は別なので,少し使い道を研究してみようかと思う。