ランゲの片開きDeployant Buckleとルクルトの片開きDeployant Buckleは同一構造

先日,「ランゲのDeployant BuckleとジャガールクルトのDeployant Buckleは似ている」と書いた。

www.suitsstyle.com

わざわざ見て確認したことがなかったので,並べてみた。

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そうだろうとはわかっていたが,構造は全く同一。尾錠の形状とベルトの取り付け部分には差異があるが,その他の寸法は同じである。

サプライヤーは同一だろう。どちらもリシュモングループなので,当たり前と言えば当たり前。

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 一番上はプラチナ,中段はホワイトゴールド,一番下はスティール。

ランゲは浮き彫りになっているが,ルクルトはいずれも刻印。プラチナモデルはバックルの両側に刻印がされていて,凝った印象を受ける。

ただ現在はジャガールクルトの片開きDeployant Buckleは販売されていない。

そのため入手するなら片開きDeployant Buckleがバックルがついているモデルを買うか,Deployant Buckleだけで買うか,いずれにせよ中古で探すことになる。

このDeployant Buckle,使っているDeployant Buckleの中ではきちんと固定されて,外しやすい構造なので気に入っている。

パテックフィリップのDeployant Buckleは調整が甘いと固定がされない場合があり,構造としてはいまいちな印象がある。一個それで調整しなければと思っている個体があるのだが,そのままになってしまっている。

ショパールのDeployant Buckleは,つけるときはいいのだが外すときにコツがいる。適切な場所に指をかければ力を入れずに外せるのだが,他のDeployant Buckleと同じような位置に指をかけて外そうとするとやたら力を入れなければならないので,コツがいるという表現が適切だろう。

いつでもきちんと止まって,外すときには何も考えなくても簡単に外れる,当たり前のことがきちんとできるのは良い製品といえる。