クリスマスディナーを予約していたので,かなり早めに仕事を切り上げて湯島のビストロタカへ。
最初はクレマン・ダルザスのエクストラ・ブリュットで。
前菜は雲丹・人参のムースとコンソメジュレ。
テット ド フロマージュ。豚や猪のゼリー寄せだが,しつこくなく肉の旨味が凝縮されている。
ここで白ワインへ。
帆立のポワレとフォアグラ。
帆立の味付けが素晴らしい。また帆立の上に乗ったフォアグラにかけられているグレープフルーツのジュレがフォアグラのしつこさをうまく消している。
さつまいものスープを挟んで
ハタのブールコンポゼ。上にかかっているのはパン粉とドライトマトを混ぜたもの。上の部分は香ばしく,ハタは蒸しているのでしっとりとしている。下のソースは香草風味。
肉料理は蝦夷鹿の赤ワイン煮。じっくり煮込んでいるため肉は大変柔らかい。
フロマージュは,パンと葡萄を一緒に食べるよう促された。
デザートは,林檎とキャラメルのムースにアマレットレーズンが入ったアイスクリーム。アマレットレーズンとは珍しい。
カフェオレと共に小さなモンブランをいただく。
普段もハイレベルだが,高級食材を使ったクリスマスディナーには圧倒された。この内容で1万3000円なのだから文句のつけようがない。銀座であれば最低でも2万円取れる内容だろう。
来年もできるだけ定期的に通うつもりだ。メインシェフが一人であるためディナーの進行はゆっくりめになってしまうが,そこは時間をかけて食事をする贅沢ととらえたい。