池袋にある茶館で食事をしないかと誘われた。
その前に,伊勢丹へ寄って日本酒を購入。
北雪目当てで行ったのだが,店員の方から別の大吟醸を勧められたのでそちらも購入。
そんなに酒に詳しいわけではないので,勧められたらよほど好みに合わないと予想されない限り試しに買ってみることにしている。知っていることだけ経験していても広がらないし,駄目なら駄目で自分の好みを判断する材料が増える。
新宿から池袋へ移動し,早めに着いてしまったかと思ったが,開店前にもかかわらず私達の後に人が増えたのでちょうどよかった。
烏龍茶を頼むと,初回だけ店員の方が淹れてくれる。お湯の入ったポットが置かれるので,以降は自前で注ぐ。
小さな茶壺で淹れて,茶海に移してから,小さな茶杯に入れる台湾式。
茶館の名の通り庶民的な店だが,値段が無茶苦茶に安いし飲茶もなかなか。鼎泰豐などとは完全にジャンルが異なり,気軽な飲茶の店というのが正しいだろう。
定額制なので,四人くらいで来て好き勝手に頼んで満足するのが一番正しい食べ方だと思う。
最後に食べた烏龍茶ゼリーが大変美味しく満足。
店のキャパシティに対して厨房が小さめなのか,ものによっては注文してからしばらく待たされることもある。そのため,二時間制だが時間をまるまる使うことになった。
また,開店時の着席にあぶれてしまうと,二時間経つまで順番が回ってこない可能性がかなり高い。
よしながふみ氏が自著のコミックでこの店を紹介しており,そういえば私もかなり昔にその本を読んでいる。そのときの店がここだとまでは知らなかったが。
店自体は池袋らしいというか台湾の下町にあるような店らしいというか,そういう猥雑な雰囲気ともいえる店なので,気心の知れた仲で行くべき店だと思う。雰囲気のいい店も好きだが,肩肘張らず好きにできる店も私は大好きだ。