ジャン・ルソーから,オーダーしていたベルトが仕上がったとの連絡があったため銀座へ。
外してあるのがレベルソオリジナル,装着しているのがジャン・ルソーにオーダーしたベルト。
オリジナルにかなり近い色合いの,藍色の革で作っていただいた。もちろん,裏地はラバー。
少し暗いところでは,そこまで青みは目立たない。
手持ちのサンムーンと比較するとほぼ同一サイズ。薄型の時計がほとんどの私にはこれぐらいがちょうど良いようだ。トリビュートカレンダーはやはり一回り大きい。
いずれもそれぞれ華がある。
サンムーンはインデックスの数字や針の細さから女性的な印象があるが,ムーンディスクやサンムーンがあるため,全体としてバランスが良い。これで針が太かったりすると,押し出しが強すぎてまとまりを欠いた印象が出るのではないだろうか。
トリビュートデュオは,文字盤は極めてシンプル。マッシブな針とアップライトバーインデックスと荒らした文字盤が見どころになる。こちらは針などが細いと,女性向けの時計になってしまうだろう。
いずれも足し算・引き算がうまく調和したデザインといえる。
そしてサンムーンはプラチナ,トリビュートデュオはステンレスと素材が違うため,トリビュートデュオのほうが軽い。トリビュートデュオは着けていて時計をしていることがほぼ気にならないが,サンムーンは時計を着けているという存在感が確実にある。
両者の違いでわかりやすいのは,ベルトの幅。時計側のベルト幅はほぼ同一だが,トリビュートデュオは剣先までストレート,サンムーンは細くなっている。時計のサイズ感は同一でも,ベルトが違うとそれだけで印象が変わる。サンムーンはドレス寄りで繊細,トリビュートデュオはカジュアルにも寄れるように思う。
手巻きであることが気にならなければ,ステンレスで取扱もそこまで気にしなくて良く(ゴールド・プラチナはどうしても柔らかいので傷がつきやすい),ぱっと見でも上品なトリビュートデュオはおすすめだと思う。