雨が降ってきたが,霞ヶ関に行く前に時間を作って銀座のジャンルソーでオーダーしていたベルトを受け取った。現時点では発注から10日で完成で質も満足のいくものなので,時間が2~3ヶ月以上かかるカミーユフォルネなどに発注する意味はないと思う。
年次カレンダーのこれまで使っていたベルトは記録だと2012年に作ったもの。
ジャンルソーでベルト交換作業はしていただいた。カミーユフォルネだとオーダーしたベルト受領の際にベルト交換を断られてかなり難儀したので,もうカミーユフォルネに頼むことはないだろう。
古いベルトは裏のラバーが加水分解で表面がめくれてしまい,かつ革のほうは伸びてしまい竹斑の切れ目に割れが生じてしまっていた。
加水分解はいかんともしがたいが,革が伸びてしまう問題は少し心当たりがあるので改善を図ろうと思う。
オーダーなので,小穴はワンホール。
ただ思ったよりも剣先が長かった。5mm短くしてもよかった。
いつものとおり定革のみで,遊革はなし。オーダーしてぴったりの長さなら遊びが出ないので,遊びを納めるための遊革は不要。裏地をラバー仕様にしても,遊革があると遊革に汗がたまってしまい不潔なのでその点からも不要だと考えている。
さて写真では6時側が剣先だが,実はベルトの向きを逆に使っていたので後日,再度入れ替えをしてもらった。もともと12時側を剣先で使っていたが,先日メンテナンスに出して返ってきたらベルトの向きが逆になって戻ってきてしまったのだ。
一般的には6時側を剣先にするようだが,私が持っているパテックはすべて12時側が剣先だった。
パテック純正の片開きDバックルだと12時側を剣先にしないとどうも締めにくく,Dバックルがついている時計ばかり買っていたのでそのような向きになっていたのではないかと思うのだが,逆につけられてしまうまでまったく意識したことはなかったので真相はわからない。
いずれにせよ,革ベルトは大切に使っていくのでこれまでのベルトよりも長く使えるのではないかと期待している。