てんぷら深町

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某誌編集長と会食させていただくことになった。

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某誌編集長と会うならどれを選ぶか,となればショパールしかない。

なお,もう一本は念のため,レベルソサンムーンを持参した。ムーブメントのエングレービングに関しては随一。

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編集長から指定されたのは,てんぷら深町。

tabelog.com

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最初にお刺身などが出された後,本命のてんぷら。

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目の前に置かれたトレーに,食べ終わるごとにてんぷらを置いていただく。

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えび・とうもろこし・万願寺とうがらし・きす・なす・あなご・れんこん・めごち・アスパラ。どれも衣が極限まで薄く,非常に軽い。てんぷらの常識がちょっと変わる,上品なてんぷらだった。

値段はするし予約もとりにくいようだが,ミシュランに掲載されるだけのことはある。

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最後はかき揚げ天丼で。

会食させていただいたのをいいことに,雑誌を読んだり時計を見ただけではわからないことをさんざん伺わせていただいた。大変勉強になりました。 

CHRONO TOKYO クロノトウキョウ TiCTAC×HAJIME ASAOKA 自動巻 バニラベージュダイヤル ref.CT002V レビュー

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CHRONO TOKYO クロノトウキョウ TiCTAC×HAJIME ASAOKA 自動巻 バニラベージュダイヤル ref.CT002Vも,先週無事に届いた。

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ブルーもそうだったのだが,裏蓋のオープナー用の穴が竜頭に揃っている。他の個体もきちんと合っているのだろうか?

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ケースの磨きは素晴らしい。映り込みにゆがみがないのが見て取れる。

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撮影しているスマートフォンが,ケースの局面に綺麗に沿って映し出されている。

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ノーチラスも綺麗に映り込みが出るのだが(微妙にゆがんでいるのは,ケースに角が存在しているため),ポリッシュ部分だけで言えば負けていないのではないか。

 

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文字盤だが,端正な印象を与えるのは文字部分がきちんと揃っているからだろう。

文字部分はCHRONO, TOKYO, Automatic, JAPAN MADEのそれぞれが別フォントだと思われるが,きちんと揃えられているためバラバラな印象を与えない。

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また37mmというケースサイズで,かつ外周に溝が切られているため,アプライドインデックスがわずか四個しかないのにもかかわらず空間があることを感じさせない。

文字盤内に円周を作る手法はランゲの1815でもとられているが,文字盤の内周すべてを凹ませると仕上げ後の歩留まりが悪くなるのではないかと思う。

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溝を切るのにも苦労はあるようだが,コストをかけずに空間を埋める文字盤の作り方としては頭のいい解決法だと思う。
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また,文字盤で埋めなければならない空間は溝の内側だけであるため,時針は溝の内側まで。そして分針は溝の内側部分までを太くして,先端はレールウェイに届かせる。こうすれば溝の内側部分は「埋まる」。

文字盤のデザインが理詰めで作られているように感じる。

20万円以下で良い時計を,となったときにムーブメントの仕上げをまず切ったのだろう。ムーブメントは部品が細かいため,エボーシュの仕上げをするとしてもいくらでもコストと時間がかかってしまう。

ムーブメントは機械式で信頼性があるものを使用して,シースルーバックにはしない。外装はムーブメントと比べれば部品は大きく,ムーブメントと比較すれば低コストで良い仕上げを望むことは可能だ。

また,文字盤もコストを抑えるために必要最小限のデザインではあるが(インデックスが4つしかない文字盤なんて珍しいだろう),決して貧相なデザインではない。コストありきで作成されたのではないかと思うが,制約が創造性を生むという見本だろう。

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さて,37mmというと手持ちの時計だとアニュアルカレンダーだろうか。並べてみると兄弟機のようである。

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ただCHRONO TOKYO クロノトウキョウはラグがかなり細いのである。しかもくびれがついていて,時計にスマートかつ優美な印象を与えている。

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ショパールのLUCも37mm。CHRONO TOKYO クロノトウキョウのほうがベゼルが細い。

LUCと比較しても,ラグが細く綺麗な曲線を描いているのがわかる。ベゼルの細さとラグの細さが,時計全体の印象をかなり左右している。ケースの鍛造にもこだわりがあるようだが,高級機と並べても見劣りしないというのはすごいことだと思う。

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バニラベージュダイヤルは写真で撮ると針が黒くなってしまうのだが,本来的にはポリッシュされた針である。

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 販売数が少ないことだけが玉に瑕だが,時計自体はまさに玉と言って良い時計である。再販についてはTiCTACのサイトで告知されるだろうが,しばらくは争奪戦が続きそうだ。

Innergie PowerGear 60Cを購入した

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3月の話になるが,USB-C充電器を新しく購入した。

これまではXiaomi 45w Type-Cアダプターを使用していたが,どうも使用するケーブルによってはうまくThinkpad X1 Carbonに充電できないことがあり,また充電速度ももう少し速いほうが不便がない。

つい先日出たInnergie PowerGear 60Cは,PC用電源大手のDeltaのブランド(子会社?)なので信頼性が高く,かつサイズが相当小さくなっているとのこと。

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パッケージには充電器とケーブルのみ。

60w出力だが,非常にコンパクト。

また,コンセント部分が折りたためるので,鞄に入れたときにも邪魔にならない。

f:id:suits:20190313113120j:plainサイズは30.4 x 30.4 x 60 mm,85g。小さく非常に軽量。

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これまで使用していたXiaomi 45wアダプターの半分以下の体積。

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このぐらいコンパクトだと,いつも鞄に入れておいても気にならない。

60w出力なので,Type-C給電のモバイルパソコンにはほとんど使用できるだろう。

Dirtという小型アダプタをアメリカのベンチャーが開発していたが,結局Type-Cのアダプターは発売せずに今に至っており,小型電源アダプターを探している方ならばこれ一択になる。これだけ小さくて軽いと持っていないのとほとんど変わらないレベルなので,移動しながら仕事をするならば買って後悔がないアイテムだ。

CHRONO TOKYO クロノトウキョウ TiCTAC×HAJIME ASAOKA 自動巻 ブルーダイヤル ref.CT002B レビュー

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非の打ち所なし。

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ブルーダイヤルとバニラベージュのうち,ブルーダイヤルが先に到着した。

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箱は簡素ながらもいわゆる「チリが合う」状態。

個人的には箱が馬鹿みたいに華美なのは好きではない(Chopardの時計の箱などは驚くほど巨大で正直辟易する)ので,このぐらいでちょうどいい。

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時計は緩衝材で簡易に包まれていた。

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ビニールはまだ外していない。

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これは…

これはちょっとすごい。

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裏蓋は6つ穴で,オメガ(5つ穴)の裏蓋とも違う。

刻印は正位置になるよう,閉めた後に描かれているそうだ。

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ケースと竜頭のポリッシュ部分はすごい。アンダー20万円の時計ではないぞこれは…

文字盤は最小限の装飾ながら,それを感じさせない。文字盤の情報が少ないにもかかわらず,空いた印象を持たせない。浅岡氏のセンスがそれを実現させているのだろう。

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各パーツも隙がない。

浅岡氏のセンスが色気を生み,日本製の緻密さで高い完成度をもっている。

外装だけでいえば,一桁額が違う時計にも負けていないのではないか?

これがアンダー20万円。これ以外の100万円以下の時計を買う意味がなくなってしまうと言っても過言ではない。

ドレス寄りのウォッチに興味があるなら,再販がされ次第,是が非でも手に入れておくべき時計だろう。

 

5/26追記

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