John Lobb(ジョン・ロブ)City II シティⅡとPhilip II フィリップⅡを比較する

John Lobb(ジョン・ロブ)City II シティⅡとPhilip II フィリップⅡ,同じLast7000ではあるがPhilip II フィリップⅡがプレステージラインとして位置づけられている。

プレステージラインにはシューツリーが付属しているが,それ以外で違いはあるのだろうか。

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まずわかるのは,コバの出方が明らかに異なる点だ。
Philip II フィリップⅡのほうがコバがより出ているため,男性的な印象が強い。

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横顔は,City II シティⅡのほうが装飾が少ないためすっきりして見える。

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キャップ部分はほぼ同等である。

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レースステイ部分もそれほど変わりはない。
紐が平紐か丸紐かという違いが目立つか,靴そのものの差異ではない。
ステッチは,Philip II フィリップⅡのほうが細い糸を使っているのか目の付き方が違う。

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ヒールは,Philip II フィリップⅡのほうが高い。
ただこれはソールの高さの違いによるもので,アッパーの形は同じ木型を使っているため特に変化はない。

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上がCity II シティⅡ,下がPhilip II フィリップⅡ。

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もっとも顕著な違いはソールだろう。
左がCity II シティⅡ,右がPhilip II フィリップⅡ。

半カラス仕上げかそうでないかだけでなく,ソール全体の造りが異なる。
City II シティⅡのソールは全体に平板だが,Philip II フィリップⅡは中央部分を厚く,周縁部分に向かってなだらかなカーブを描いている。

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この差はプレステージとスタンダード,すべてがそうだ。

その他気になったところとしては,City II シティⅡのほうが履き口の革の処理がやや甘いかという程度であった。

Philip II フィリップⅡは確かに履き心地はかなり良いが,City II シティⅡでも十分なレベルではある。

外見的に多少の差異があり,ディテールがミニマルなCity II シティⅡのほうがより適切な場も多いだろう。
Philip II フィリップⅡの良さはあるのだが,いかんせん日本での価格が高い。

英国での価格であれば,City II シティⅡはシューツリーが付属しておらず£70の追加支出が必要なことを考えれば,文句なくPhilip II フィリップⅡがお勧めとなる。しかし,日本ではまずいずれの靴も購入対象にすべきかどうか,というところから問題にならざるを得ない。

時計と違って靴はある程度の期間をおいて履く必要があるため,履く靴がかなり揃っていて,1足にかなりの金額がかけられ,その価格に納得できるのであれば購入してもよいのではないだろうか。