Thinkpad P50を購入 ~Thinkpad Pシリーズは素晴らしいマシンだ

f:id:suits:20180203203318j:plain

プライベートではThinkpad T420sを使っていた。内蔵ドライブが2台使えるので重宝していたが,古い機種なので不具合も出てきていた。いろいろと作業をするので,記憶容量がどうしても必要であり,ディスクを複数台内蔵できることが必須条件。Thinkpadの最近の機種では,ディスクを複数台増設できる機種がかなり限られていて以外に選択肢が少ない。

結局,Thinkpad P50を購入した。筐体サイズがTシリーズよりも一回り大きいため,邪魔になるのではないかという思いもあった。しかし,M2.SSD 2台とSATA SSD1台と,複数の記憶装置を内蔵できるのがPシリーズになってしまうのでこれしか選択肢がなかった。

f:id:suits:20180203203048j:plain

今年に入ってすぐに発注し,2週間ほどで到着した。

一世代前のP50,Core i7-6700HQ,15.6型FHD液晶 (1920x1080 IPS),16GB PC4-17000,500GB ハードディスクドライブで発注。

f:id:suits:20180203212235j:plain

使ってみて最初に驚いたのは液晶が非常に綺麗だったこと。

写真にしてしまうとわかりにくくなってしまうので,こればかりは現物を見ていただくしかないが,驚くほど高画質である。私が買ったのはFHD版だが,話によるとP50は以前選択可能だったパナソニック製の高解像度液晶(現時点では選択できない)が相当な高品質であったとか。

Pシリーズはオプションでカラーキャリブレーション機能も付けることができる。私はつけなかったが,カラーキャリブレーションをする意味のある液晶ということだろう。

また,筐体の強度が非常に高く剛性があり,かつ重量もそれなりであるため,キーボードタッチも優秀。デスクトップマシン代替機として申し分ない。

さて,発注時にはHDDにしたが,別途SSDを注文していたのですぐに取り付けた。

f:id:suits:20180117162447j:plain

まずは筐体の裏蓋のネジを外して,裏蓋を取る。蓋が爪ではめ込まれているので,外すのに結構な力がいる。

f:id:suits:20180117160856j:plain

M2 SSDは2台搭載できるので,512Gbyteと1Tbyteを一つずつ購入した。SSDは,作業効率向上のために今一番コストを掛ける価値があるパーツだろう。作業中に待たされる時間がもったいないので,2台とも現時点で一番早いSAMSUNG SM961を選択。

f:id:suits:20180117160824j:plain

f:id:suits:20180117160839j:plain

なおM2 SSD増設には,別途トレイを用意する必要があるので手に入れておいた。

保守マニュアルを見ても最初トレイへのM2 SSDの入れ方がわからなかったのだが,トレイにはSSDの端子を先にして,コネクタと逆側から滑り込ませるのが正しい入れ方。

f:id:suits:20180117161512j:plain

トレイにSSDのコネクタの位置が明示されているので,装着する左右の向きを間違えないこと。

f:id:suits:20180117162935j:plain

次に,最初から装着されているHDDを取り外す。2.5inc SATA HDD/SSD装着にはPシリーズ用のコネクタが必要になるので,このコネクタだけSSDに移植する必要がある。

しかしコネクタが非常に細く,下手に力を入れると壊してしまいそうでかなり厄介。本体基板側にコネクタが端子を介して接続されているが,この端子が意外に固くて取り外しが大変だった。手で引き抜こうとするとコネクタを破損してしまうので,細いマイナスドライバー等で端子部分を取り外さなければならないだろう。

f:id:suits:20180118005306j:plain

うまくコネクタを外せたので,1Tbyte SATA SSDに換装。なお,当初からついていたHDDの外装にアルミがついているが,HDDの基盤を保護するためのものなので,基盤が露出していないSSDにつける必要がない。つまり,わざわざHDDからアルミを剥がす必要もない。

f:id:suits:20180118005452j:plain

SATA SSDも装着。

液晶の質が高く,サイズの大きなファイルの取扱も待たされることがない。M2 SSD間でのファイル移動もすぐに終わるので大変結構。以前は作業終了まで待たされることが多かったが,劇的に待ち時間が短縮化されたためだいぶ効率化を図ることができた。

またThinkpadシリーズは液晶がどうもイマイチと言われることが多かったが,Pシリーズに関してはそのようなことはまったくない。液晶についてはトップレベルと断言していい。

www3.lenovo.com

Thinkpadは定価では結構な値段だが,レノボの直販を使うとPシリーズでもi7モデルで15万円前後とかなり割引される。

少し値段は張るが,X1 Carbonのハイエンドモデル程度なので,手が出ないというわけではない。Core i7モデルであれば,プライベート用のマシンとしても十分検討範囲になるだろう。

 

サロン・デュ・ショコラ 2018

f:id:suits:20180120065728j:plain

早めに起きて,シャワーを浴びてからエグゼクティブラウンジで朝食。

f:id:suits:20180120075413j:plain

エグゼクティブラウンジは限定された部屋の宿泊客しか使えないので,マーブルラウンジよりもゆったりとしている。

f:id:suits:20180120080736j:plain

什器等もなんとなくアメリカらしい雰囲気。

f:id:suits:20180120103033j:plain

 ヒルトンを早めにあとにして,NSビルへ。サロン・デュ・ショコラで例年通りの買い物。

f:id:suits:20180120122444j:plain

正午過ぎに,フィリップ・ベルを中心に一通り買い物が終わったのでアイスを食べて帰宅した。

チケット制になったおかげで,やや会場がゆったりしていたのでだいぶ楽だった。30分毎に客のウェーブが来るような感じだったが,極端な長蛇の列がなくなったので気持ちとしてはかなり余裕ができた。各店,品切れにならないようにだいぶ販売量も増やしているので,数が少ない限定もの以外はそれなりに購入可能だろう。

passmarket.yahoo.co.jp

会期がだいぶ長いようなので,興味のある方はチケットを取得した上で仕事帰りに行ってみるのも楽しいと思う。

ヒルトン東京

f:id:suits:20180119215250j:plain

土曜の午前中,新宿で用事を済ませなければならないためヒルトン東京に泊まった。

f:id:suits:20180119221311j:plain

新宿についた時点で21時を回っていたため,まだ開いているメトロポリタングリルで食事。

f:id:suits:20180119214504j:plain

それなりの値段だが,どれも非常にレベルが高いのでかなりお気に入りだ。下手な銀座の店よりもよほどいい料理が出てくる。

f:id:suits:20180119214710j:plain

f:id:suits:20180119215758j:plain

f:id:suits:20180119215950j:plain

フォアグラとポークのパテ。パテの上には山桃,両端には柿。

f:id:suits:20180119215913j:plain

f:id:suits:20180119220636j:plain

前菜でビーフタンを。

f:id:suits:20180119220728j:plain

インカのめざめのスープ。トリュフがかかっていたが,スープが濃密で大変結構。

f:id:suits:20180119221805j:plain

メインはロブスター。

f:id:suits:20180119221820j:plain

マッシュポテトも頼んだが,これは意外に量がある。

f:id:suits:20180119214957j:plain

f:id:suits:20180119224256j:plain

デザート(左から蜂蜜・ラズベリー・フロマージュ)を頂いて部屋に戻る。

土曜は少し早めに出かけなければならない。

蔵書をBookScanで電子化してタブレットで持ち歩く

家に書籍が6000冊以上ある(引っ越しの際にある程度数えたが多すぎて途中でカウントをやめた)。職場でも私個人所有の仕事用の書籍が通算で3000冊程度はある。

自宅の本は趣味の本も多いが,数が多いと場所も食うし間違えて同じ本を買ってしまうというミスも起こりがちである。

ダブリについてはここ10年特定のネット通販で購入するようにし,その店舗で購入時に以前買っていないかチェックするようにしてだいたい解決したが,場所の問題は悪化していくばかり。職場では買った書籍の一覧性が悪くなっていき,資料として買った書籍にたどり着けないという買った意味がなくなってしまう事態にまでなっていた。とはいえ書籍を買わない訳にはいかない。

数年前に,手持ちの書籍を電子化するサービスがあると聞いて,調べた結果BookScanを利用するようになった。

www.bookscan.co.jp

プレミアムアカウントは,月額一万円で50冊/月の電子化を依頼できる。50冊では書籍の購入冊数に電子化のスピードが遅れてしまうので,2アカウントを取得して毎月100冊を電子化している。

一冊あたり200円で,PDF化・OCR・ページ抜けのチェックの有無の確認・ファイル名をタイトル名で変更してもらえるので,自分でやることを考えると安いと思う。

職場には富士通の業務用スキャナーがあり自由には使えるのだが,合計1万に及ぶかと思われる書籍をスキャンする気力は流石にない。

仕事用の書籍は,OCR処理されることでパソコンから資料検索が可能となるので大変便利になる。ドキュメント作成に際して書籍の文章をテキストデータとしてそのまま利用できるのもありがたい。

とはいえ,電子化することによるデメリットはわずかにある。BookScanではカバーの電子化をしてもらえない。仕事の本はそれでも構わないが,趣味の本はカバーも含めて残したい。そのため,趣味の本だけは送付の際にカバーを外してスキャナーでスキャンし,BookScanから本体の書籍データが作成された時点で表紙を本体のデータに合体するようにしている。表紙程度であれば数分でスキャンできるし,データの合体もすぐにできる。

書籍のデータが増えていくため,ノートパソコン等のストレージを大きくして対応する必要は生ずる。しかし,1000冊単位の資料を持ち歩けることを考えれば十分ペイする投資だろう。

仕事用の書籍は職場に置いてあるNASにデータを入れて利用しているが,趣味の本はGoogleDriveにすべてアップロードしている。

gsuite.google.co.jp

個人でG Suiteのアカウントを一つ取得して,GoogleDriveもその一環として利用している。

個人的な書籍は,GoogleDriveにアップロードしたデータを本体として,手持ちのタブレットにダウンロードしている。

play.google.com

Androidタブレットでは,上記アプリを使うとGoogleDrive上のデータとタブレットの指定フォルダを自動的に同期させることができる。

GoogleDrive上のデータを本体として,GoogleDriveと同期させるだけであれば同期方法を「ミラーのダウンロード」にして,ダウンロードできるファイルサイズの最大値を「制限なし」にすればよいだけなので,無料で使用可能。

GoogleDriveを使っているアカウントをソフト上で認証して,前記設定にしておけばGoogleDriveの指定したフォルダ内のファイル構成と同様に自動的に同期が行われる。パソコン等でBookScanで電子化したデータを取り込み,パソコンからGoogleDrive上の書籍データを更新すれば,タブレットのデータも全て自動で最新のデータに更新される。

play.google.com

play.google.com

書籍データの閲覧は,PerfectViewerを利用している。なお,PDFを見るためにはPDFプラグインのインストールが必須となる。他のビューワーも使ったが,毎回表紙の読み込みをして待たされるなど作りがあまり良くなかったため,PerfectViewerが無料のソフトでは使いやすくストレスがたまらないだろう。

現段階で3000冊ほど電子化が進行したが,すべてを電子化するにはまだ時間が必要のようだ。電子書籍として売られているものは,専用端末や専用ソフトが必要となり,コピーなどにも制限が生じてしまうので扱いがどうしても面倒になる。いろいろと活用することを考えると紙と同じように自由に利用できることが望ましい。また電子書籍は発行主体がずっと存続可能なのかもわからないし,既に買った本を再度電子書籍で買い直すのも無駄である。紙媒体を買った上で電子化コストがかかるとしても,それは必要な費用なのだと思う。

電子化することで書籍の劣化は免れるし,少し時間ができればいくらでも手元に読む本があるので退屈しない。電子化することでいわゆる「見える化」が起き,調査の時間が劇的に削減され仕事の効率が非常に上がる。

書籍が溜まっているのであれば,使ってみる価値はある。毎月強制的に100冊の本を処分するので,部屋が綺麗になっていくのも結構気分がよくなるものだ。