先日からドレスウォッチではない、夏季または週末に気軽に使える時計を探していた。
100万円前後で38mm前後、ベルトはメタルブレスか非革製。
条件を設定して文字盤などの好みで選別したところ、BLANCPAIN ブランパン Fifty Fathoms Bathyscaphe フィフティ ファゾムス バチスカーフが候補となった。
現時点での定価は約110万円、伊勢丹で株主優待を使えばほぼ100万円となる。
楽天で過去の販売記録を調べたところ、ブルー文字盤で中古を含めると85万円前後が底値。
先月までは新品が中野の並行ショップで90万円程度で出ていたので、タイミングを見て購入しようと考えていたところ販売済みとなってしまった。
その後Chrono24で調べてみると100万円程度が底値で、個人輸入すると消費税が加算されるため伊勢丹で買った方が安くなってしまう。
これは伊勢丹で買うしかないか、と思いながらいろいろと検索してみると、コミット銀座で未使用に近い中古品が85万円で販売されていたのを見つけて、すぐに発注した。
ブルーの38mmバチスカーフの型番はRef.5100-1140-O52Aなのでこの型番で当初は調べていたのだが、コミット銀座の上記商品説明ではRef.5100-1140-052Aと型番をミスして記載している。
そのため型番では検索に引っかからず、安価でありながら残っていたのかもしれない。
コミットでこの商品より前に販売していたブルーのバチスカーフの型番記載は正確だったので、ちょっとしたミスなのだろう。
とはいえこういうエラーを拾って購入するのも一つの楽しみではある。
ペリカンのケースが外箱として使われていて、なかなか面白い。
2018年初出の少し時間がたったモデルではあるが、海外ではかなり評判が良いとのことであった。
実際に文字盤は派手ではないが光の加減で表情が変わり、とても綺麗。
サンレイ仕上げの文字盤はたいへん発色が良い。
文字盤の形状もなかなか凝っている。
ミニッツマーカー部分は窪んでいて、ミニッツマーカー内周から膨らみがあるボンベ文字盤となっている。
4時半位置にあるデイト表示が気になるかと思っていたが、実物を見るとそれほど気にならない点は良かった。
サファイアガラスがわずかに中央に向かって膨らんでいるのがわかるだろうか。
時計の厚さは10mm少々で、スーツであっても袖口の邪魔にならない適切なサイズ。
ストラップは裏がラバー、表がセイルキャンバス。ラフに扱っても問題なさそうだ。
ローターはプラチナコーティングされているので、ゴールドローターに慣れた身からするとやや地味か。
とはいえ水準以上の仕上げではある。
またシリコン製ヒゲゼンマイが使用されているので、耐磁性能が高いのも使いやすいポイント。
回転ベゼルも小気味よくカチカチと回り、スーツにもよく似合う。
ブルーとグレーがあるが、好きなスーツの色にあわせて選択すると面白いかもしれない。