Instagramを見ていると,同種の靴をまとめて撮っているアカウントが見受けられた。
まとめてみるとなかなか面白いものだなと感じたため,手持ちの黒靴をひととおり出してみた。
オンには黒靴と決めているので以前からそれなりの数があったが,ここ数年でかなり増えてしまった。実はここにあるものがすべてではない。
前列右側は,右からEdwardGreen一足とJohnLobb。
前列左側は,左端がヤンコ,それ以外は大塚製靴,右端がJohnLobb。ヤンコの靴は手持ちの靴の中でもっとも古い靴だが,先日傷も直してしまいまだまだ現役。なかなか捨てられない気持ちもある。
後列右側は右からチャーチ,三洋山長,伊勢丹オリジナル,JohnLobb二足。
後列左側は,左から古い伊勢丹オリジナル,Aubercyのブーツと短靴,EnzoBonafe,JohnLobb二足。
Instagramでは,どの靴が気に入っていますかと聞かれたため,答えたのは左側のAubercy。縫い目が表に出ないレベルソ仕立て,非常に細いラスト,かといってノーズが長くなりすぎない絶妙なバランス,JohnLobbやEdwardGreenなどのイギリス系の靴とは違いフランス流のエレガンスがにじみ出ている。雰囲気としては女性のヒールに近いものがある。
右側のEnzoBonafeは,レベルソ仕立てではあるが縫い目も装飾として存在しており,ライナーが赤で華やかな印象。とはいえコバがぎりぎりまで削られているので,流麗なまとまり方をしている。
写真に写っていない黒靴を含めると,そろそろ一足あたり月に一度という頻度が実現できそうな数になってきてしまった。靴棚からも溢れてきているので,方向性を考える時期にきているのかもしれない。