クロノス 83号(2019年7月)にアクアノートを掲載していただきました

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もう二ヶ月前のことになるが,クロノス 83号(2019年7月)に私が所持しているアクアノートを掲載していただいた。

5月にいろいろとやっていたのは,実は掲載依頼をいただいていたため。

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掲載していただいて雑誌を拝読したら,やはり傷等が目立つなと反省しきり。

アクアノートは7年前に購入し,最初の頃はややラフな扱いもしていたので所有している時計の中では傷が目立つほうではある。といっても,時計店などに持参すると本当に使っているんですか,とは言われるのだが。

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 貸し出しのお礼ということで,雑誌掲載の写真を大判の印画紙に焼いたものをいただいた。

なおブログ掲載にあたっては,時計本体を写真とあわせている。 

初代オーバーシーズのコンプリートサービスは9万円+9万円

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あまりオーバーシーズを使っていない。

というのも,コマ調整を銀座のヴァシュロンコンスタンタンブティックでしていただいたときに,コンプリートサービスされたほうがよいのでは?と言われてしまったのだ。

ネクストステージにメンテナンスとサファイアクリスタルの裏蓋作製を依頼しても良かったのだが,メーカーのコンプリートサービスに出すとなると裏蓋を戻さなければならなくなるので面倒だな,ということでどっちつかずのまま来てしまった。

メンテナンスをしていない状態のままだったので,使用するのもちょっとなぁという気持ちが出てしまうため,手に取らないようになってしまった。

ケース自体は非常に綺麗なのだが,良く確認すると針の夜光が落ちてしまっていたり,きちんとしたサービスを受けることは必要な状態。

ということで,銀座のブティックに持ち込んでコンプリートサービスを依頼した。

ただ,外装に問題はないので,ライトポリッシュを含めて外装仕上げはしないようにお願いをした。オリジナルの外装状態を維持するために,ポリッシュはしないで済むなら極力しないでおきたい。

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すぐに見積もりが返ってきた。

見積書を見ると,国内でメンテナンスを行い,国内では手に負えない場合にのみ本国送りにするとのこと。コンプリートサービスの1ヶ月程度の期間は,検査等含めて必要な時間だろう。

針交換がそれなりの値段だが,コンプリートサービスだけであれば9万円程度のようだ。噂では初代オーバーシーズはメンテナンスのたびにムーブメントの18金ローターが交換になり,その費用が結構な金額になるとのことだったが,どうも毎回交換しているわけではなさそうだ。

それと予想はしていたが,クラスプは多分交換だろう。初代オーバーシーズのクラスプはかなり変わっていて,閉じてからさらにロックする機構がついており,初見では外すことができない代物である。ただ機構的にクラスプに負荷がかかるようで,コンプリートサービスでは交換になってしまうという話を聞いたことがある。こちらはローター交換の噂とは違い,事実だったようだ。

それと使っていてもわからなかったが,竜頭の腐食があるとのこと。外装の状態が良好なことから察するに,前の持ち主はあまり使用はしていなかったのかもしれないが,メンテナンスもしていなかったのかもしれない。

クラスプ交換が今回だけで済むのであれば,三針のコンプリートサービス料金は9万程度。三大メーカーのメンテナンス費用としては,割と標準的な値段かもしれない。

銀座から表参道へ

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 どうにも暑いが,用事を済ませるために東京へ。

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まずは銀座で,ヴァシュロンコンスタンタンでコンプリートサービスを依頼した。

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ビルの狭間の細い通路を抜けて。

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ジャンルソーで5196Gのベルトの子穴をあけていただいた。他の時計から想定して一カ所だけ子穴を開けてもらっていたのだが,どうも少しキツい感触だったのでもう一カ所穴を開けてもらったのだ。

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銀座を出て,表参道へ。

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5196Gを預けて,アーカイブの申請依頼。

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夜はいつものバーへ。これだけ暑いと杯がどうしても進んでしまう。

 

5196Gを入手した

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6月に仕事でもいろいろあり,チャンスがあったので5196Gを入手することができた。

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雨の中,銀座のジャンルソーへ。

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クロノトウキョウとあわせて,ベルトのオーダーをした。

いつもの裏ラバー・手縫いの仕様にしたのだが, 縫い目が裏地まで出ているのはやはりよくないかもしれない。黒い革だとわかりにくいが,毛細管現象で汗が縫い目の糸によって吸い上げられて,表側の革に染みてしまうようだ。次にオーダーするときには,裏に縫い目が出ない仕様にしたい。

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入手した5196は尾錠だったので,Dバックルを別途入手した。

Dバックルはうまく見つかればWGで25万円前後だが,そもそもDバックル自体が出回っておらず,かつWGになるとさらに数が少ない。入手を考えているのであれば,見つけた瞬間に買うぐらいの気持ちでないとすぐになくなってしまう。

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手に入れてみたが, 初見の印象ではベゼルが狭く文字盤が大きいので,37mmというサイズ以上に大柄に見えた。また,時計が薄いのでかなりエレガントである。

時分針とインデックスのバランスもよく,究極のシンプル時計の一つだろう。