革靴を洗う

デリケートクリームのラージサイズを購入した。

SANYO Yamacho 三陽山長の靴がいよいよ傷んできたので捨てようかと考えていた。
型崩れもひどく,皺も深く入っており,クリームを入れてもきれいにならず全体的にみすぼらしくなってしまっている。
しかし,ネットで調べてみると靴をまるごと洗う人がけっこういることがわかり,どうせ捨てるなら一度試してみるかということでやってみた。

まだ試行錯誤しているが,だいたい手順はリンク先のサイトに倣っている。

1.用意したのは,デリケートクリーム,コバインキ,乳化性クリーム,百円ショップで400円で購入した容器,スコッチグレインのプラスチック製シューキーパー,木製シューキーパー,ビオレの弱酸性ボディソープ,百円ショップで購入した吸水性バスタオル一足あたり3枚。

2.前準備として,ワックスがついていればレノマット リムーバーで落としておく。ワックスが残ったままだと水が皮に浸透しないので洗いの効果が落ちる。ワックスを落とした後,霧吹きで水が浸透するかを確認しながら確実にワックスを落とす。
ワックスを落とす方法は要検討

3.靴を41℃くらいのシャワーでよく流す。40℃を超えると接着剤などの変質を招くので,高い温度にはしない。靴の内部に綿埃がたまっていることがあるので中も良く流す。可能ならつま先から汚れを掻き出す。

4.熱が下がることを見越して,41℃くらいのお湯を容器に入れて,スコッチグレインのシューツリーをややきつめにつけて靴を沈める。容器はお湯の温度を少しでも維持するため,もう一つを上にかぶせて蓋代わりにしている。これで2〜3時間つけておく(ボディソープを少し溶かしておくべきか?)。途中でお湯をかえても良い。

5.靴を水から引き上げて,シューツリーを外してから泡立てた弱酸性のボディソープでよく洗う。靴の内部もよく洗っておく。

6.洗った後,41℃くらいのシャワーでよく流し,お湯につけてすすぐ。靴から泡立ちがなくなったところで,シューツリーを再度つけてから,41℃くらいのお湯が入った容器に2〜3時間つけておく。

7.容器から靴を引き上げ,シャワーですすいだ後,シューツリーを外して靴の内部に片足一枚ずつ吸水性のタオルを詰める。残った一枚で外側をよく拭く。

8.おおむね水分を拭き取ったら,デリケートクリームを靴の内外にたっぷりと塗り込む。

9.ツリーをつけずにサーキュレーターで1時間ほど乾かしたら,内部がぬれていたりしていてもかまわないので木製のツリーを入れてサーキュレーターをかけて一晩乾かす。

10.翌朝,木製シューツリーを抜いて,スコッチグレインのプラスチック製シューツリーに変更。木製シューツリーはよく拭いて乾燥させる。このとき,靴の外側にデリケートクリームを塗っておく。

11.靴の内側,特にコルク層の乾燥には時間がかかると思われるので,一週間程度乾燥に時間をかける。洗うことで油分が失われているので,2日に一度くらいデリケートクリームを塗布する。

12.一週間たったところで,霧吹きで水を与えててから布で靴全体を磨く。余計なクリームを落としてから,乳化性クリームで全体を磨き,コバインキをコバにつけて完成。

さて,結果としてはかなり満足のいくものとなった。皺が軽減され,型崩れも解消,汚れが落ちたためかクリームの乗りもよく綺麗な靴になったと思う。
乳化性クリームのみをつけて磨いてから,馬毛のブラシでよくブラッシングしただけだが良いつやが出てきた。
時間と手間がかなりかかる方法であるため,すべての靴に使えるわけではないが,しばらく履いて普段のメンテナンスでは少し厳しいかな,となったときには試してみても良い方法かもしれない。