PATEK PHILIPPE(パテックフィリップ) Ref.5060 アクアノート購入

新宿の某店をのぞいていたところ,セカンドハンドでブレス付きのアクアノートが売られているのを見た。

以前からオフに使える,ブレス付きの時計がないかと物色していので,試着の上購入した。
値段は100万円を切る程度である。


Ref.5060,最初期のアクアノートになる。
ケースサイズは34mm(情報によっては33mmと書いてあるものもある)と小ぶりだが,ブレス付きだとそれほど小さいという感じはしない。


ブレスがケースと隙間なく繋がっている。
PATEK PHILIPPE(パテックフィリップ)はこういうところのデザインが上手い。
他社のモデルでは,革ベルトやラバーベルトと兼用の場合,単にベルトの付け替えをするだけでケースとの一体感が損なわれている場合も見受けられる。
ケースと異素材の革やラバーの場合は隙間が空いていてもそれほど気にならないが,ケースと同一素材の場合,隙間なく繋がっていた方が一体感があり望ましいデザインだろう。

購入時の情報では,当初ラバーベルトのみ付属していたらしく,ブレスは前の購入者が追加でつけたのだと思われる。


Dバックルの中央部にはカラトラバ十字があしらわれ,継ぎ目がわからないよう工夫されている。

この時計を試着したとき,ブレスレットの調整が全く必要ないことに少し驚いた。ブログなどでもブレスレットの調整に悩んでいる方を見かけたことがある。しかしこのモデルではそのようなことがまったくなかったので,そのことも購入理由の一つとなった。

またブレスレットの出来も非常によく,煌めきが素晴らしい。
装着感もよく,バランスの良さと相俟って時計をつけている感覚がなくなるほどだ。


Ref.5060はケースバックがステンレススチール製となっている。
ただ,Ref.5066のケースバックとサイズはまったく同一のように思われる。オーバーホール時に,可能であればRef.5066のケースバックと付け替えてもらえないか聞いてみてもいいかもしれない。

まあ,無理なら無理でこのまま使えばよいと思っている。
シースルーケースバックを入手して時計師の方に付け替えてもらってもよいが,そうするとオーバーホールごとに戻して,時計が戻ってきたら付け替えて…とやらなければならなくなるだろうから,そこまで手間をかける気もない。


左からRef.5134G Travel Time,Ref.5060 Aquanaut,Ref.5035G Annual Calendar。

Ref.5134GとRef.5035Gは交代でスーツを着るときに使っている。
高くてなかなか着けられない,という話も聞くが使ってこその道具だと考えている。

それといつも不思議なのだが,同じくらいの価格の車は躊躇せずに乗り回している方は数多くいる。貨幣価値としてはまったく変わらないし,使うことに関しても車と変わるところはない。
高額車両については気にしないのに,高額時計となると躊躇する心理がどのようなものか,いつも興味深く感じている。

Ref.5134GとRef.5035Gであるが,Ref.5035Gが購入後すぐに不具合が出た(秒針が11時位置でたまに止まる),Ref5134が手巻き竜頭を回しすぎてバネが切れてしまった(修理でバネが巻ききった後は竜頭がエスケープしてバネを巻かないようにする部品に交換)という,それぞれ一回以外はトラブルもなく快調に使用できている。

Patekは普段使われることを想定して機構や機械を作っているらしく,信頼性という点では揺るぎないものがある。


後ろ姿はシースルーバックのほうが色気があってよかったが,やむを得まい。

ブレス付きにこだわった点だが,Patekの場合追加で部品を購入するのもなかなか面倒であるし,部品と言っても一般的な感覚からすれば時計が(下手すれば何個も)買えてしまう価格なので,できるだけ最初に必要なものがついているほうがよいと考えている。


実はRef.5035GのDバックルは後日購入したのだが,これだけで定価20万は下らなかった。

ただしこのカラトラバ十字はアクセントとして特に気に入っている。
気がついた方とも,話の種になる。


さて,オフ用の時計も揃ったので,あとはRef.5396Gくらいだろうか。

実は私はPATEK PHILIPPE(パテックフィリップ)の前に買った機械式時計はNOMOS一つのみで,まだその時計も所持している。好みで買うのならともかく,中途半端に金がないからと言ってそこそこのものを買っては売り,買っては売り…と繰り返すのは趣味ではない。高くても本当に気に入ったもの,長く使えるものを買い,最後まで使うほうが心の充足にはいいだろう。